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第1回 2011年6月3日(金)開催

ゲストプレゼンテーター紹介

太田 航平 氏
社会起業家
太田 航平 氏
(おおたこうへい)
NPO法人地域環境デザイン研究所

e c o t o n e 代表理事
1980年東京都生まれ。

「環境×メディア×アート」をキーワードに、持続可能な社会の創造に向けた仕組みづくり/選択肢づくりに取組んでいる。

主な活動として展開する「リユース食器を活用した環境対策方策」は全国に広がり、平成19年度容器包装3R推進環境大臣賞」を受賞。

また、日本初のNPO法人が運営する放送局「京都三条ラジオカフェ」設立に尽力し、現在、理事を務めると同時に、NPO放送局をサポートする「京都ラジオカフェ(株)」の代表取締役としても活躍している。
岩波 裕之 氏
IT起業家
岩波 裕之 氏
(いわなみひろゆき)
株式会社ロックウェーブ

代表取締役
同志社大学工学部卒業、トヨタ自動車㈱でTPMや生産技術、㈱セブン-イレブン・ジャパンで流通を学び、30歳で㈱ロックウェーブを創業。

スマー トフォン等のモバイル端末を利用したECプラットフォームやEC支援サービスを開発提供。1300社以上の利用実績でクラウド型モバイルEC向け ASPで国内シェアNo.1のaishi(http://www.aiship.jp/)を提供。1974年生。

レポート

地域環境デザインエコトーンの太田さんからは
主に、消費社会において大量生産・大量消費・大量廃棄システムなどのライフスタイルの見直しを図るような仕組みつくり、選択肢作りをされているお話をいただきました。
活動されているいくつかの事業の中のひとつ『環境対策支援事業』にてリユース食器の貸し出しと会場での洗浄を行うシステムをご紹介いただきました。イベントで出るゴミの6割から8割は使い捨て容器。リユース食器を使うことで、ゴミの削減にもなる上、食器返却の際に「ごちそうさま」「ありがとう」という言葉を取り戻す事ができたというお話でした。人とモノの関係、人と人の関係を取り戻すという、最近できていなかった当たり前の日常を取り戻す事の重要性を改めて考えさせられるお話でした。
 
ロックウェーブの岩波さんからは、
ご自身の事業はシステムを売っているのではなく、モバイルでモノをうる仕組みを売っている事業であると、IT事業のお話をわかりやすくお話いただきました。物を売る企業さんのお手伝いをし、そのサービスによって沢山のお客さんに喜んでいただけるということがご自身の喜びとなる。そして、社員の方々にも自分達が提供しているものが喜ばれているということを実感してもらえるようにお客さまの声を皆さんで共有されていて、現場を知る為に、岩波社長自ら、定期的に顧客訪問をしてヒアリングをされているそうです。
 
座談会では、
起業志望の参加者から「失敗すると思ったことはありませんか?」との質問に
太田さんは「自分は何でもポジティブに考える。結果がたとえ失敗だったにせよ、
そこにいたるストーリーが大切。どんな方々とどんな議論を繰り返したというストーリーが次に生きてくることもある」とアドバイスを下さいました。
岩波さんは、失敗する不安はいつも抱えてている、その反面自信もある。自信と不安の繰り返し。失敗したら、分析し、対策を打って前にすすむ。失敗と成功は表裏のように常にあり、そんな思いがあるからこそうまく行くような気がする。不安がなくなったら退化する気がする。と成功の秘訣を教えてくださいました。
今回の参加者のみなさんは起業家志望の方が多く、起業することへの質問が多く寄せられました。参加者に国際経験が豊富な人がおられたこともあり、話題はアメリカでのベンチャービジネスの現状まで及び、熱い座談会が繰り広げられました。
 
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