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第4回 2011年10月21日(金)開催

ゲストプレゼンテーター紹介

渕山 晃年
ゲストスピーカー
渕山 晃年
(ふちやま あきとし)
株式会社吉蔵エックスワイゼットソリューションズ

代表取締役
1979年生まれ。広島県福山市出身、同志社大学工学部卒業。

大学在学中の平成12年9月に、現在の会社の前身となる合資会社レアシステムを立ち上げる。

大学卒業と同時にD-egg(同志社大学発インキュベーション施設)へ入居、本社を移転する。

主にWEBシステムの開発を専門としており、ソフトウェアの開発はもちろんサーバの運用まで完全自社内で提供できることを特徴としている。

昨年、京田辺市・同志社大学と共同開発したスマートフォン用観光アプリケーション「iTours京たなべ」が「自治体総合フェア2011」の特別企画「第3回活力協働まちづくり推進団体表彰」において優秀賞を受賞。その後、多数の自治体への導入・提案を行っている。

今後はITを利用して、日本全国の地域活性化の一旦を担っていく予定。

仁科 雅晴
ゲストスピーカー
仁科 雅晴
(にしな まさはる)
株式会社仁科旗金具製作所

代表取締役
1968年生まれ。京都市東山区出身。

大阪産業大学工学部卒業

現在、京都工芸繊維大学大学院博士後期課程在籍中

陶磁器や仏具、扇子等の伝統工芸を生業とする職人が多く住む町で、近隣の禅寺の托鉢僧や舞妓さんが身近に往来する環境に育つ。子供の頃より工作が好きで大学を卒業後、家業に従事。

金具職人の四代目として校旗や会旗等の旗の錺(かざり)金具や纏(まとい)山車錺(だしかざり)などの祭礼具を中心に日本の伝統文化に沿ったもの作りを行っている傍らで、エクステリア関連の金物やインテリアグッズやステーショナリーなどパーソナルユースを目的とした商品開発も手掛けている。

現在、職人の動作をテーマに伝統技術の継承と革新を目指した研究活動を行っている。

レポート

同志社大学のインキュベーション施設「D-egg」にて活動されている渕山さんは、
産官学協同のプロジェクトとして開発されたソフトで、更新が簡単に出来る
“ご当地向けアプリ”「iTours」にて「第3回 活力協働まちづり推進団体表彰」にて、
優秀賞を受賞されました。
大学のインキュベーション施設にいた事によって、大学での研究成果の応用や大学人脈の構築など
沢山の利点を活かせたことが開発に大いにプラスになったと言われ、
まだ観光誌に紹介されていないようなところも紹介し、面白い事をどんどん提案していきたいと
お話して下さいました。
 
旗金具の製造を継がれた4代目の仁科さんは
ご自分は伝統産業を家業とする家に生まれ、後を継がれたが、伝統のものを作っているという意識は
あまりお持ちではなく、今やっている事が100年とか200年後になって、伝統的なもの作りをしていたな
と思えれば良い、間違いのないものを作っていればなくならない、と考えておられました。
新しい技術を生み出していきたいと思うのではなく、技術を守りたい、次の時代へ繋いでいくことが
後継ぎということになる、とお話をしていただきました。
 
お二人とも全く違う分野でお仕事をされていて、これまでの経緯も全く異なります。
けれど、お二人とも面白いものをこれからも作り出していこうという思いは共通していて
目の前のお仕事にフレキシブルに取組まれている生き生きしたお姿が印象的な会となりました。
 
      
 
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