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第6回 2010年2月18日(木)開催

ゲストプレゼンテーター紹介

田中 淳士
社会起業家
田中 淳士
(たなか あつし)
食一
幼い頃より父親の仕事である魚市場のセリを見に行っており、新鮮な魚を食べる毎日を送っていた私。人一倍魚には触れる機会があり、自然と将来の仕事としても考えるようになっていきました。そこで、同志社大学のビジネスプランコンテストの優勝を機に、昨年度の一年間を休学して商売を始めることを決意しました。現在は復学して、最後の学生生活を送りながら日々食一の仕事に奮闘しております。
井上 太市郎
IT起業家
井上 太市郎
(いのうえ たいちろう)
株式会社スリーエース 代表取締役

京都ベンチャービジネスクラブ代表幹事
滋賀県安土町出身 大阪にある財団系シンクタンクから事務機器販売会社に転職し中小企業向けのITシステム開発を手がける。更に一時損害保険の営業職に身を置くがパソコンの将来性に注目し起業。現在は幼児教育関連事業も手がけ、本業との相乗効果で新しいビジネスモデルを展開している。また、京都市ベンチャービジネスクラブの代表幹事として、後輩起業家の支援活動中である。

レポート

今回の社会起業家のプレゼンターは食一の田中さんです。
「食で一番になる」という志から、食一というネーミングをされ、各地の港を御自分の足で回られながら、人間関係を作って海産物の仕入れをされています。雑魚と呼ばれる、漁師さんに嫌われるような魚を珍魚としてブランド化したり、食べ方を研究してアピールするなどして捨てられる魚を活かす取り組みのお話でした。また、稚魚の放流や漁礁を作る社会貢献活動も積極的にされているとの事でした。
IT起業家の井上さんは、パソコンが出始めた時代からITに着目、システム開発の会社を作られましたがバブルがはじけたことにより会社の危機に直面。それでも、信頼関係を大切にし心のつながりを第一に考えられて努力された結果、今では従業員100名を超える会社にまで成長を遂げられました。井上さんのポリシーの「損か得かと言う事でなく、正しいか間違っているかという判断基準に重点」をおいてやってきたことが今の成功につながったと話して下さいました。
座談会では、井上さんが苦しかった時を乗り切った秘策につっこんだ質問がでたり、起業を考えている学生へは、不況時に会社を起こすことがある意味チャンスであるとアドバイスをされていました。また、田中さんの見せて下さる珍しい魚の画像とネーミングに会場が沸き、食での魚の分野の活性化への熱い思いがみなさんに伝わっていたようでした。
魚への思いは誰にも負けないと田中さん
優しい口調で厳しかった頃を話して下さる井上さん
座る場所の確保に困るほどの盛況ぶりでした。
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